住宅ローンの諸費用に「ローン保証料」というものがあります。
・住宅ローン保証料とは、
住宅ローンを借入する際に、保証会社へ支払う費用のことです。
もしも住宅ローンの支払いが滞り、銀行からの支払いに応じられなくなると
ローンの残債は銀行から回収会社に移り、大抵は競売にかかることになります。(保証会社は残債を肩代わりしてくれる訳ではありません)
保証料は銀行に良い制度で、借りる方には保証人が要らないのがメリットとなります。
銀行の住宅ローンは「指定の保証会社を使うこと」が条件となります。
※保証料の代わりに融資(事務)手数料を支払う住宅ローンもあります、いずれにせよ借入金額の約2%~の費用がかかります。
【銀行で住宅ローンを借りる場合は保証料又は融資手数料を払うことになります】
※融資手数料型の住宅ローンについては、
「保証料0円の住宅ローンは得なのか」をご覧ください。
【借りる人で金額は違う】
保証料は、同じ物件、同じ借入額でも「借りる人」によって異なります、収入、年齢、クレジットの利用状況、勤め先の規模(資本金や従業員数)等で判断しているようです。
【保証会社によって金額は違う】
例えばAという保証会社では60万円の保証料が、B社では90万円、C社では100万円などと判断が分かれます。
保証料がいくらになるのかは、ローンの事前審査を出さないことにはわかりません。
【保証料無料】の金融機関でも「融資手数料」等の名目で保証料に相当する金額がかかります。金融機関が保証会社を使う以上、やはり費用は発生します。「融資手数料型」はネット銀行に多く、埼玉りそな銀行や三井住友信託銀行もやっています(2020年4月現在)
埼玉りそな銀行の手数料型は金利も安く、手数料2.2%で人気があります。
【保証料は節約できるのか】
①銀行ローンは保証料が必ずかかる(保証料0円ローンは融資手数料又は事務手数料名目で借入金の2.2%かかる)
②保証料が安いところに申し込む
③初期費用を抑えたい場合は「金利に乗せて分割で払う」※金利0.2%プラスで支払える銀行で借り入れする。
【保証料のルール】
●保証料は繰り上げ返済をした場合は戻りがあります、融資手数料名目で保証料相当額を支払った場合は繰り上げ返済をしても戻ってくるお金がありません。
●保証料は金利に乗せて払うこともできます、初期費用を抑えたい場合は有効です。
ちなみにフラット35には保証料はありません。
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