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【住宅ローンの審査落ち】再チャレンジの前に確認することは

銀行はあなたのことを忘れない、ローン再審査のポイント
住宅ローン審査に落ちたら、再審査の前に確認すること

「いつ、どこの住宅ローンが否決なのか」を確認しましょう

【断られた銀行に再審査を出しても無駄】なことがあります。

「住宅ローンの審査が通らなかった、ローンを借りる方法を教えて欲しい」というご相談をよく受けます。

お伺いすると「不動産屋まかせでローンの事前審査を出した、どこの金融機関だったかもよくわからない」「いつごろだったか忘れた」という方が結構いらっしゃいます。

住宅ローンの審査記録は金融機関と保証会社が保管しています。そのため、いつ、どこの金融機関に審査を出したのかを確認しましょう。

以下の項目はどうですか?

住宅ローン審査で否決の場合、多くは以下の理由です。

《個人信用情報》過去にクレジットやローンの延滞、未払い。又は債務整理をしたことがある。

《返済比率》 収入に比べ借入が多い。例えば、オートローン等を返済中で希望の借入金額に届かない。

《職業》銀行の住宅ローンは、正社員か公務員以外は借入が難しい。勤務形態、職種、自営業、会社役員。

《職歴》勤続1年未満、自営3年未満、転職が多い(ステップアップではない)

《その他》10年以内に頻繁に引っ越ししたり、結婚、再婚、養子縁組等で何度か氏名が変わってる。

自分の「個人信用情報」を確認しましょう

不動産屋は上記の項目についてお客様に聞き込みをして、通りそうな時だけ事前審査を提出します。

 

不動産屋経由で事前審査が否決になるのは、個人信用情報がほとんどすべてです。

うっかり入金を忘れてクレジットやローンの滞納が何度かあると、個人信用情報に問題ありとなり住宅ローンの審査が通らないということになります。
ご自身が「先月カーローンを借りたので問題ないはず」という方が、些少なスマートフォン代の未払いで否決になることもあります。

 

個人信用情報は、信用機関に保管されています。ローン審査時に銀行(保証会社)は信用機関に信用情報を照会します。

 

ご自身の個人信用情報が不安な方は【必ず3つの機関に確認】 しましょう。

信用情報は自分で確認できます、スマホがあればすぐにわかります。手数料は500円~1000円、3つ確認して2500円です。

クレジットカードを持っていない方は、デビットカードやキャリア決済等で料金を支払えるようになりました。

※ネット環境がないと確認に日数が掛かります。

 

【あなたの個人信用情報を確認してみましょう】

※青字をクリックでサイトに移動します。

C.I.Cインターネット開示(手数料500円)

CICは主にクレジット会社の取引状況を確認できる機関です。他にJICC(主に消費者金融)と全銀協(銀行取引)という信用機関があります。

 

②JICCインターネット開示 (手数料1000円):消費者金融の取引状況のサイト、消費者金融の借り入れがある方。

 

③全銀協本人開示 (手数料1000円):銀行取引のサイトです。

 

個人信用情報に問題が無ければ、不動産屋に借入できそうな金融機関を聞いてみましょう。

問題があればデータが消える迄待ちましょう。但し、データが消えても過去に審査をした銀行や保証会社はあなたの情報を持ち続けています。

銀行・保証会社は過去の審査結果を保管しています

【信用情報が理由でダメだった場合】

銀行と保証会社は事前審査が通らなかった人の情報を【10年は保管】しています。

最初に「いつ、どの銀行に断られたのか」を確認する理由です。

 

信用情報機関は5~10年間の情報を保管しており、期間が過ぎるとマイナス情報が消えていきます。

CIC等信用情報機関で過去の記録が消えても、過去の住宅ローン審査記録を金融機関や保証会社が保管しているため(信用情報が理由で断られた銀行・保証会社に)再び事前審査を頼んでも、即日却下されます。

 金融機関が違っても同じ保証会社を使っていることは多くあります。例)全国保証やかんそうしん、しんきん保証等

 あなたの過去情報を持っていない金融機関・保証会社に審査を出しましょう。

 

 【官報に載っている方】

過去に個人再生、自己破産で裁判所の手続きをした方は「官報」に掲載されています。CIC等の信用情報機関から個人情報が消えていても官報を確認されて否決になることがあります。※任意整理は官報に載りません。

 

【物件が理由でダメだった場合】

中古物件の場合は、築年数が古い等の理由で担保価値が低くローンが付かないこともありますが、その場合は理由を教えてくれます。新築一戸建ての場合はまず無いです。

 

【勤務先や雇用形態でダメだった場合】

銀行は正社員・公務員向けの金融機関です。

自営業の方は信用金庫、フラット35で

派遣社員・契約社員・親族会社に勤務・パート等、正社員以外の方は、フラット35で申し込んでみましょう。

 

 【他の借り入れがある場合】

オートローン、その他のローンをおまとめできる金融機関に相談しましょう。

 

【転職したばかり】

転職してすぐでも、ステップアップ等の理由があれば、取り扱う金融機関があります。

職種、職歴と異なる転職を繰り返していると難しいです。

【この記事を書いた人】

桜コンサルティング 菅 弘之 宅地建物取引士・2級FP技能士

埼玉の不動産屋で働いています、実務で得たことをブログにしています。

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