住宅金融支援機構の「役立つ情報源」アンケートによると
【住宅ローン相談先】ランキング①住宅不動産営業②ネット③金融機関
※グラフは「住宅金融支援機構アンケート2020年6月発表」を基に筆者が作成しました。
直近の住宅支援機構アンケートによる「住宅ローンを利用する上で役立った情報源」
《ベスト6》
①不動産住宅営業マン 40.0%
②インターネット 24.8%
③金融機関 20.6%
④友人知人 12.8%
⑤FP等専門家 9.8%
⑥雑誌 8.3%
となっています。
では、どこに相談するべきでしょうか
【不動産営業マン】に相談
営業マンは、仕事柄住宅ローンについて詳しく、いろんな金融機関のローンを知っています。
【勧める住宅ローン】とその理由
①審査が早くて通りやすい金融機関
理由:売り上げを立てる為に紹介するから。
②会社が付き合いのある金融機関
理由:事業資金を借りる関係があるから。
となります。
不動産屋の営業マンは親身になって相談してくれても、ファイナンシャルプランナーのように一定レベルの知識を持っているとは限りません。
不動産屋の「早く、通りやすく、付き合いがあるローン」が、あなたにとって最適なローンかどうかは別の問題です。
相談する際は借入条件や借入先について希望を伝え、複数の金融機関を提案してもらうようにしましょう。
【インターネット】情報収集
インターネットの「住宅ローン比較サイト」は、複数のローンを比較検討できるので便利ですが
【アフリエイト】が目的で、広告収入が高いローンの事前審査に誘導するように仕組まれています。
※事前審査は、信用情報機関に半年間カウントが残るので、むやみに審査申込をしないようにしましょう。
ネット銀行のホームページは分かりやすくできており、近頃地方銀行もネットに力を入れていますので、情報収集に役立つと思います。
細かい説明を読むのは大変ですが、銀行のホームページを覗いてみましょう。
インターネットは、金利の種類、住宅ローンの期間、団信保険など、ローンの仕組みを調べるのに適しています。
分からない言葉は「団信保険とは」「保証料とは」等検索しましょう。
【銀行】に相談
銀行や信金の「住宅ローン相談会」に参加するのも良いと思います。
銀行員は返済スケジュールのプロですから、無理のない返済計画について説明してくれるのは大きなメリットです。
ただし、銀行員は「このローンがお勧めです」と言ってはいけない決まりになっています。
例えば、あなたが「変動金利と固定金利で迷っているけど、どちらがお勧めですか?」と質問したら。
「変動は金利が低いがこの先わからない。固定は変動に比べて金利が高いがこの先金利は変わらない」と説明してくれますが
「コチラがお勧め」ということは答えられません。
尤も、自分の銀行で借りてもらえれば変動でも固定でも銀行にとっては良いのです。
変動金利と固定金利は、わかりやすくいうと銀行の仕入れ原価が違うのでどちらでも利益が出るようになっています。
銀行に相談することのデメリットは、他の銀行と比較検討ができないことです。
何行も相談会に参加するのは大変です。
まとめ
住宅ローンの相談は「自分はどういうローンを希望しているのか」ということを知ることから始めましょう。
【ローン選びのポイント】を整理する。
・ローンの種類~変動・固定・夫婦で収入合算できるか
・金利~希望はどの位なのか
・団信保険~ガン保障・三大疾病・八大疾病
・手数料~借り入れ時の手数料・ATM手数料
・保証料~保証会社と金額
・使いやすさ~近くに支店があるか、コンビニATM提携あるか
以上の点を考えてみましょう。
【プロに相談する】
ローンに詳しい不動産営業マンや、銀行員に相談する。
ファイナンシャルプランナーに相談するのもお勧めです。
【インターネットの活用】
ネットはキーワード検索に強くローン知識を得るのに向いています。
近年、銀行は不動産屋経由の住宅ローン販売から、ネットでの直接集客に向かっています。
2020年は、各銀行のトップがよりIT化を進める方針を出していますので
これからネットで住宅ローンを借りるのが一般化していくようです。
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〈この記事を書いた人〉
桜コンサルティング 代表 菅 弘之
宅地建物士、ファイナンシャルプランナー(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)
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