現在の借入を把握しましょう
住宅ローンを借りようと思ったら、現在の借入状況を確認しましょう。
以下の借り入れがある場合は、返済表を用意しましょう。
①クレジットカード:持っているカードの数。利用状況と支払方法(一回払い・リボ等)、キャッシング利用と限度額
②カードローン:借入状況と限度額
③車のローン・教育ローン等の「目的ローン」:借入額、残債、残期間と支払方法(残価設定)
④ショッピングローン(分割払いで購入してるもの、スマホの分割払い等)
⑤貸与型の奨学金
などです。
銀行に借り入れ状況を把握していることを伝えましょう。
リボ払いとキャッシング枠を確認しましょう
クレジットカードの1回払いはローン審査に影響しないです。
【リボ払いは住宅ローン審査に影響します】
リボ払いをしているからローンが通らないということはありません。リボ払いの残債は「返済中の借金」と計上されるため、住宅ローンの借り入れ希望額に届かなかったり「ローン保証料」が高額になる等、住宅ローンに影響します。
【対処法】
①現在のリボ残高を自己資金で清算する。
②残債を住宅ローンの諸費用に組み込む(できる金融機関は限られます、金利・保証料は高くなります)
【キャッシングの限度額】
借入限度額を計上する金融機関があります、実施にキャッシングしていないのに「限度額×カード枚数=借入可能額」とカウントされると住宅ローンの借り入れに影響します。
【対処法】
①キャッシング中なら、銀行から返済とカードのキャッシング枠を外すことや、カード解約を求められることがあります。
②残債はそのままに住宅ローンを借入(ローン借り入れ額と保証料に影響します)
カードローンの借り入れがあるとき
カードローンの仕組みは、リボ払いと同じです。
商品が「現金」に代わるだけです。
【対処法】
①カードローンを自己資金で返済、カードを解約
②カードローンの残債を住宅ローンの諸費用ローンで借り換え、カードは解約を求められます(借り換えできる金融機関は限られます)
今の借り入れを諸費用ローンでまとめるとき
現在の借り入れを、諸費用ローンでおまとめできる金融機関があります。
・条件として
①過去に延滞がないこと
②年収
③勤続年数
④勤務先の安定性
以上が、銀行(又は保証会社)の基準に合うかどうかとなります。
住宅ローンにまとめられる時には、金利・手数料・保証料等の借り入れ条件に無理がないか確認しましょう。
住宅ローンは自宅の購入以外には使えません
・借り入れは慌てて返さずに対処法を確認しましょう「返済したのに住宅ローン審査が通らない」ことを避けるためです
・リボ払い、キャッシングは住宅ローンに影響します。但し返済条件が付くかどうかは金融機関によります。
・カードローンは返済、解約が住宅ローン借り入れの条件が多いです。諸費用ローンでまとめられる金融機関もあります。
・車のローン、教育ローン等目的ローンは、住宅ローンで借り換えに応じてくれる金融機関があります。
・住宅ローンは住宅購入目的のものです、借金返済目的には使えません
借金の借り換え・新居の家電・家具購入のローンないかなあ?
続きは次の記事で
・金融機関、信販会社から借り入れた無担保ローンの借り換え費用
・インテリアや家電等の購入費用・引っ越し費用・仮住まい費用
・本人又は家族が使用する自動車・オートバイ・自転車の購入費用
〈この記事を書いた人〉
桜コンサルティング 代表 菅弘之
宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)
埼玉の小さな不動産屋で働いています。安心・安全かつリーズナブルな取引をお約束します。
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