コロナ以降、最長借入期間40年の住宅ローンが増えました。
メリットは借入金を増やせる・月々の返済額を抑えられること
コロナ以降不動産価格は上昇傾向が続いており、新築建売はウッドショックや一戸建て需要で販売価格が高騰しています。
一方、負担が増えて使えるお金が目減りしている人が多いと感じます。
住宅ローンの借り入れ期間は最長35年からコロナ以降最長で40年とするところが増えてきました。
《期間40年のメリット》35年と比べて
①ローン借り入れ金が増やせる。ワンランク上の物件に手が届いたり、オプションがつけられる。
②毎月の返済額が抑えられる。
(例) 2500万円を、変動金利0.49%で借り入れた場合の返済(ボーナス払いなし)
・期間35年:月々64,785円
・期間40年:月々57,364円
月々7,421円返済額が少なくなります。
次に、デメリットを挙げてみます。
デメリットは、利息が増える・保証料が高くなること
デメリットとしては
①利息が増えること、上記2500万円を変動金利0.49%で借入の総利息は、35年の利息2,209,899円に対し40年は2,534,847円となり、差額は324,984円です。
②保証料が高くなること、保証料は人によりますので事前審査を出してみないとハッキリと金額がわかりません。私の扱ったケースでは同じ金融機関でも人によって幅がありました。
借入の注意点など
・最長40年の借入をするには年齢制限があります、最終返済年齢が80歳未満の場合は39歳となり、40歳で借入する場合は最長39年となります。※金融機関によって最終返済年齢は異なります。
・扱い金融機関は地銀(多くは第2地銀)、JAが扱っています。
・同じ銀行でも保証会社の指定があります。例えば、武蔵野銀行の40年は全国保証利用になり、ぶぎん保証利用時と『金利、団信保険』の内容が異なります。
・固定金利希望ならばフラット50を検討しましょう、但し長期優良住宅が条件です。(今年は長期優良住宅の建売が増えるそうです)
新築建売は仲介手数料無料でOKです。気になる物件はLINE・メールでお問合せ下さい、購入見積もり返信いたします。
〈この記事を書いた人〉
桜コンサルティング 代表 菅 弘之
宅地建物士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)
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