整理整頓、お掃除から始めましょう
個人の方が家を売る理由は様々ですが、「早く現金化したい」と「高く売って欲しい」は常に求められます。
「急がないし、売れれば安くてもいい」という方はいないです。
「売る」ということは「買う人を見つける」こと、「欲しい」と思わせることです。
①整理整頓~不要なものを捨て、部屋をスッキリ広く見せましょう。
②清掃~ハウスクリーニングを依頼するにせよ、自分でできる範囲でお掃除をしましょう。
③家回りの手入れ~購入希望者はネットで物件を検索して外観を見てから内見の申し込みをします、戸建ての場合は雑草をむしっておきましょう。
当店が売却を依頼されて最初にやることは「家回りの整理整頓・清掃」です。草むしりや高圧洗浄機を掛けて外観を整えます。
次に室内の清掃ポイントをお伝えし、写真撮りを行っています。特に居住中のお家を売却する為には室内写真は重要です。
立地・築年数・間取りは変えられないけれど
物件の長所・短所をまとめておきましょう。
ご自分で購入したお家ならば、購入した理由があると思います。
例えば、小学校が近い、駅まで歩いて行ける、陽当たり、間取りが使いやすい等々、売り出し前にお家の良いところをリストにしましょう。また、実際に住んでみて感じた悪いところもチェックしておきましょう。
売主さんにしかわからない「住み心地」を購入者は重視します。「この家のここは良かった、ここは気になる」レベルで充分です。
売却理由と希望価格を伝えましょう
「この価格で売りたい」というものがあると思います。
住宅ローンの残債を払うとか、売却して次の物件を購入するので最低でもこのくらいで売って欲しいという希望を業者とすり合わせしましょう。
ちなみに、ローンの未払いをそのままにしておくと競売にかけられてしまいます、早めに手を打つと競売を回避できることがあります。
また、どういう理由で売却するのかを伝えておきましょう。
その査定は「買取」なのか「仲介」なのかを確認しましょう。
不動産業者は「不動産査定マニュアル」に沿って、物件の査定をします。業者によってプラス、マイナスの与件判定が異なりますが特殊な物件ではない限り、査定価格は標準化します。
買取価格と売り出し(仲介)価格の違いを知りましょう、「買取価格」は不動産業者がリフォームをして再販、または賃貸にしますので一般の方に販売する「売り出し」価格より2割以上は安くなります。
相続、離婚など即金化が迫られていなければ「売りだし(仲介)」を依頼した方が高く売れます。
但し、査定価格が高い業者さんが実際に高く売ってくれる訳ではないので「査定が高い御社に決めます」とか「査定が早い御社にします」ということが無いようにしましょう。
「買取保証付き」とは、一般の方に売り出してみて、売れなければ不動産屋が提示価格で買い取るということです。販売期間は最長で3か月間が多いです。これは不動産屋にとって都合がよいが、売主さんにはあまりメリットがない販売方法です。
※売り出し価格を決めるのは売主さんです。「いつまでに、この価格で売りたい」という希望を伝え、不動産屋のアドバイスを受けて売り出し価格を決めましょう。
《この記事を書いた人》
菅 弘之 宅建士・2級FP技能士
現役の不動産屋です、日々の実務から、不動産取引に纏わる情報をお伝えしています。
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