スマホでローンシュミュレーション
コロナ以降はネット銀行のみならず、多くの市中銀行がネットを強化しています。
「家を買おうかな?」と思ったら、スマホでローンシミュレーションをしてみましょう。
フラット35なら住宅金融支援機構のサイトで、金融機関以外ではアットホームやスーモ等ポータルサイトのローンシュミュレーターもあります。
今の年収からシュミュレーションしてみましょう。「私の年収とは?」という方が多いと思います。
年収とは
会社員の方は、直近の源泉徴収票を見てください。左上の給与賞与欄「支払い金額」が年収です。
自営業の方は、確定申告書の「所得金額」が年収です。
年収で「返済比率」が変わります。例えばフラット35は年収400万円以上なら35%、400万円未満なら30%と公表しています。銀行は公表していませんが一般的に「30%~35%」です。
収入合算する場合はそれぞれの年収を足してみましょう。金融機関によって「合算者のパート収入100万円以上」さらに全額、半額等ルールが異なりますが、その辺は後で確認することにしてシュミュレーションをしてみましょう。
返済比率とは
収入に占める返済の割合のことです。
例えば、①年収400万円で返済比率が35%ならば400万円×35%=140万円。年間140万円、月に11万6千円借り入れ可能です。
②年収380万円で返済比率が30%ならば、380万円×30%=114万円。年間114万円、月に9万5千円借り入れが可能です。
車のローンなど他の借り入れがあると住宅ローン借り入れ可能額に影響します。
上記①月々11万6千円で月に3万円既存借り入れがあると、住宅ローンの上限は月に8万6千円迄となります。
「えー、なんで住宅ローンの借り入れが減るの?」と思われがちですが返済比率は全ての借り入れと年収の割合のことです。
まとめ
・会社員の年収は「源泉徴収票の給与賞与の支払額」を見ましょう。
・自営業の年収は「確定申告書の所得金額」を見ましょう。
・年収と借入の割合「返済比率」で借入可能額が決まります。
・現在の借り入れを把握して、返済比率オーバーにならないようにしましょう。
・収入合算(夫婦・親子)も視野に入れると借り入れしやすいが、無理なローンは組まないようにしましょう。
【この記事を書いた人】
桜コンサルティング 菅 弘之 宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士
埼玉県幸手市の不動産屋です、実務で得た情報を伝えるブログです。一般消費者向けに「わかりにくいことをわかりやすく」を心掛けています。お気軽にご相談ください。