変動金利は(短プラ+1%)で決まります
殆どの方が利用する変動金利で説明します。
短プラとは短期プライムレートを略したものです、各銀行のホームページ、主力銀行のレートは日銀のホームページに記載されています。
主力銀行の短プラは1.625%です。これに1%を足すと2.625%となります。
基準変動金利は2.625%のところが多いですが銀行によって異なります。
基準変動金利から差し引きされて実行金利が決まります
実行金利は、各銀行が金利差し引きをして決まります。短プラが上がっても住宅ローンの集客のために金利競争は続きます。
埼玉で一番利用者が多い埼玉りそな銀行さんの住宅ローン。
2024年11月現在、埼玉りそな銀行さんの変動金利最優遇は0.49%です。2.625%から2.135%の優遇差し引きを受けられる方はこの金利です。
実際は、事前審査の際に年齢・年収・借り入れ額・自己資金の額・過去のクレジット状況と審査して決まります。
審査によっては、差し引き無という回答が出ることもあります。
ローン申し込み前に金利優遇の条件を確認しましょう。
銀行の提示する条件をクリアできるかどうかで金利が変わります。
例1:埼玉りそなさんの場合は、
1.給与振り込み、団信革命、りそなクレジットカードの利用
2.NISAでの積み立て投資信託、積み立て投資信託、積み立て定期預金
1.2の項目それぞれでどれか一つをやらなければなりません。
※条件を満たせない場合は金利は0.03%上乗せになります(例0.49%が0.52%)
例2:川口信用金庫さんは
出資金1万円を拠出したうえで
1.カードローンの契約
2.クレジットカードの契約
3.給与振り込み又は公共料金2つ以上口座引き落とし
※3つ条件が付きます。(20歳未満はカードローン契約ができない為2と3だけになります※住宅ローンは18歳から借入可です)
何も条件が無い銀行もあります。接客をしていると「既に新NISAをやっている」「公共料金はクレカで払いたい」「給振は会社指定が変えられない」等のお話を伺うことがよくあります。
《この記事を書いた人》
桜コンサルティング代表 菅 弘之
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー(二級FP技能士)
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